カテゴリー別アーカイブ: 人生

『2018.10.06 絵日記 「人は失ったものを取り戻そうとして、更に失う。」』

映画『ノーカントリー』の中の台詞。これに出てるハビエル・バルデムの髪型は一生忘れられないが、この台詞も忘れられない。恋愛でも株でも仕事でもスパッと損切りしてまた0から始めないとダラダラと失い続けることになるんだろう。

でも諦めるのが早すぎて物にならないこともある。例えば16Pのマンガを4Pで諦めてまた0から描き始めるなんてことを繰り返していると、永遠に漫画家になれない。糞でも何でも完成させてから次に行かないと上手くならないのだ。

だから4Pあたりで挫折することをずっと繰り返してる人は、失った時間を更に失わないようにそろそろ進路変更すべきなのかもしれない。しかし実際は、ここで見切りをつけて損切りするべきか、もうちょっと粘って頑張るべきなのか、判断できる明確な基準はない。

そういう意味では人生は自分の勘に頼るしかない、まぁ博打だな。

 

『2018.08.30 絵日記 人生の隙間は埋めなくてもいい。』

タバコを止めて、ん?何年? 3~4年経ってるのだけど、最近漸(ようや)く何もしないでじっとしてる事ができるようになった。タバコを吸ってる時は、何もしてない時間すなわちタバコを吸ってる時間だったので、じっと何もせず止まってることがなかったのだ。

止めた当初、吸ってた5分間に一体何をしたらいいのか全然分からず、キョロキョロしたり肩や首を回したり独り言をつぶやいたり、喫茶店の禁煙室で一体みんな何をして時間を潰しているのかと真剣に観察したりと、とにかく落ち着かなかった。

大阪人は特にイラチが多くて「人生に隙間作ったらあきまへんで~」という感じでアクセクしてるタイプが多いので、何もしない時間に意味もなく焦ってたのかもしれない。

蚊はほとんどの時間じっとしてスキを伺ってるのだと何かの宣伝で言ってたけど、蚊のみならず大抵の虫はず~っとじっとしたまま、虫のみならず動物もナマケモノを筆頭に食事の時間以外じっとしてるし、生物というのはそんなにセコセコ四六時中動いているわけでもなさそうだ。

そういえばヨーロッパの人特に老人は、日がな何をするでもなくじっとしてるような気がするし、人生の隙間は隙間のまま空けておいてもいいみたいだな。

 

『2018.08.15 絵日記 いかにも楽しそうなふり。』

これ、成功例なかなか見たことない。芸能人でも失敗多い。
TVでピースとかしてる時点で見るのしんどい。

逆に日々淡々と職務をこなしているパン屋さんとか職人さんお坊さんのブログが見事に楽しそうだったりするので、本当に楽しんでる人ははしゃがないんだと思う。

 

『2018.05.27 存在感。』

兄の飼ってるうさぎなどはただ食って寝て何でもかんでもかじってるだけだが唯一無二の存在感を醸し出しているし、俺の好きなバイクYAMAHAセローはエキパイ錆びてるけど見てるだけでドーパミンがドバドバ出てくる。ましてや人間をや。人でも物でもペットでもそこに存在するということは実はすごいことなような気がする。

だからなにか偉大な成果を上げてないと存在する意味がないとか全然無くて、ただ「いる」ってことが重要なのだ。

 

『2018.05.26 仏教の三毒が的確すぎる。』

金欲しい、美味いもん食いたい、もっと寝たい、彼女欲しい、人からよく見られたいという欲望の5つの心が貪欲(とんよく)。その欲望を邪魔された時に湧き上がる怒りの心が瞋恚(しんに)。結局そんな事繰り返してても人生うまく行かないので人を嫉妬し始めるその心が愚痴(ぐち)

仏教の三毒が的確すぎてぐうの音も出ない。もう悟れそうにない俺などは結局死ぬまでこんな事繰り返すんだろうな。まぁでもそれでいいのではないかと思っておりますが。

 

『2018.04.09 絵日記 褒められても冷静な大谷翔平選手。』

大谷翔平選手がすごいことになってて、2刀流はメジャーでは通用しないって言ってた人が謝罪したり「大谷はこの星で生まれた者じゃない」とか絶賛されてるけど、近い将来負けたり凡打が続いたりしたら、こういう褒め言葉は簡単に貶し言葉に変わるもので「2刀流の限界か」とか「やっぱり地球人だった」とか貶される決まってる。

かくも外野からの無責任な毀誉褒貶ほどつまらぬものはないが、彼はこのことをよく知ってる様で、受け答えが淡々としてるのがいい。

人に褒められるのは気持ち悪いものではないけど、大谷やイチローなんかのアスリートから人間国宝に至るまで本物のプロというのは、一番厳しい自分の評価しか眼中にないので、外野からのつまらぬ評価など耳に入らないのだろう。

誰かに褒められるためだけに生きてるような承認欲求強い人が多い中、大谷翔平や松山英樹や藤井聡太など、自分とだけ戦ってる人間見ると背筋がシャンとする。

 

『2018.04.07 絵日記 日常。』

平凡と言われましょうが、弾が飛び交う戦場でもなく波荒れ狂う甲板の上でもなく死刑執行を待つ折の中でもなく、おだやかな春が匂うこの土地で淡々と日常を過ごせるという事、これは歴史的にも地理的にも奇跡に近いたぐいまれな幸せに違いない。

しょうもない見栄さえはらなければ、この幸せだけで十分人生楽しめる。お金も一日まぁ2千円もあれば文句なしだ。

 

『2018.03.26 絵日記 春の女王蜂。』

たった独りで越冬して、ようやく目覚めてご苦労さんだが、今力なく飛んでる蜂は全部女王蜂らしいので見つけ次第抹殺させてもらう。毎年蜂の襲撃にあう田舎の事務所なので、これから大いに栄えようという矢先だけど致し方なし南無阿弥陀仏だ。まぁこれ自衛というか転ばぬ先の杖というか、皆自分の身は守らねばならぬわけだから。

しかし同じ身を守ると言っても今日の国会の保身野郎はひどかった。佐川元国税庁長官の証人喚問。国民に何か一言あるだろうと思って聞いてたら結局何もなく、保身とそれに関わる現政権の顔色しか見えていない人のようで、公僕としての自覚は全くないみたいだった。

何より「ひとり悪者になって現政権を死守する俺、かっこいい。」ってのが随所に見えて気持ち悪かった。自分に損になることはしない人だからどうせ何か補償してもらってんだろと勘ぐりそうになる。

まだスズメバチの方が人生潔いわ。