月別アーカイブ: 2016年2月

『人は人生の最期の方でどんな物が必要か。』

THE SEIJI pencil Towel高齢の親が「実家を整理してくれ。」と言うので、いる物といらない物を選別しようという事になっていちいち聞いていたのだが、ほぼいらない物だらけだった。様々な本、几帳面につけてたノート類、文具、服、宝飾品、賞状、トロフィー、食器類、家電、日常雑貨、果ては商品券までいらないと言う。

そんな中で「これは要る。」と言ったのがタオルだった。その結果こんなにたくさんタオルばかりいらないだろうと思う程の量が残ったわけだが、「もう社会のことにまるで関心がなくなった。」と言う親は、食事と寝る事以外は何もしていないので、タオルはまさに一番身近な必需品なのだろう。

考えてみたら世間と没交渉になってしまったら、服でも宝飾品でも自分を賢く見せたり偉く見せたりするものは全く必要ない。揃えた文学全集は字が小さくて見えないし、カシミヤのコートは着て行く所がないし、ダイヤのカフスもタイピンも出番はもうない。名誉の賞状も国家資格認定証も今となっては意味がない。

まぁいかに家の中に溢れている物達が、自分をよく見せようと飾るための虚飾に満ちた偽物ばかりか、ホトホト考えさせられた。

そんな事より優先すべきは快適な睡眠であって、人生のラストで必要なのは肌触りいい木綿のタオルだな。

 

 

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『死んだかなと思ってた奴が生きてたら、ちょっとうれしい。』

THE SEIJI pencil Alive田舎に暮らしてると、結構この場面に出くわす事が多い。仮死状態になるなよと言いたい。
かく言う自分も一昨日、どうしても起きられなくて15時間寝た上に、風呂入ってて腰を痛めてまた寝てたらもっと腰が痛くなってじっとしてたら、ついに死んだかと思われていたようだ。
まぁ虫も人もそう簡単には死なんわな。なんにせよよかった、頑張れ~!

 

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『百均リメイク その5 イーゼルとキャンバス。』

ラワン材のイーゼルとヘコヘコのキャンバス。〆て百円。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

イーゼルはニスを塗って多少とも高級感を出して、キャンバスはあまりにも張りが弱いのでヒッパラーで張り直し。何とか絵が描ける弾力が出たのでジェッソで下地処理。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

油絵の具でグリザイユ、つまり単色描きで下絵。このままかなりの期間放っておいた。sew209
友達の個展に触発されて、昨日今日で仕上げる。sew210
描くのに使ったこのメディウム、「グザビエドラングレ・エッグメディウム」というルフラン社の製品だけど、卵が入ってて独特の半艶に仕上がる。またすぐに乾くのでどんどん描ける優れ物だ。
しかしそんな事よりこれ、なんと30年以上前に買った物なのだ。画材を入れた段ボールの奥底にあった。全然使える、匂いも変わってない。ちょっと攪拌する必要はあったけどラングレさんすごいわ!ルフラン社に教えてあげたい。sew211という訳で、リメイクというか絵描いただけの百均リメイクでした。

 

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『観察者。』

THE SEIJI pencil Friend友達が久しぶりに個展をしてて、観に行ったら大学時代の仲間が何人か来ててちょっとした同窓会みたいになった。いろいろ話してた時に、「セイジは基本他人に興味無いからな。」って言われたのだが、半分当たってると思った。人間そのものには興味あるんだけど、お付き合いするのが面倒くさいので、人間との関わりは、観察くらいに留めておきたいと常々心がけてる。「最高の仲間たちがいるから俺は生きていける」とかもう世界が違い過ぎてギャグとしか思えんわ。

 

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『お釣りの時、なぜ小銭をレシートに乗せるんや?』

THE SEIJI pencil Cash registerくだらない事だが、お釣りの時「先に大きい方・・・」と札を返してくれるのはいいが、その後レシートの上に小銭を乗せて返してくれるのがどうにも納得いかない。
札を返したもらった時点で、こっちはもう紙の処理は終わって札入れはカバンに入れてなおしてしまうのだ。あとは小銭入れに小銭を入れたらそのまま帰れるはずが、またレシートという紙を渡されるので、再び札入れを取りだして入れねばならないの面倒。このお互いの面倒を避けるために札とレシートは同時に頂きたいと切望する。

が、その説明をしようとこのイラストを描いているうちにある事に気が付いた。札のやり取りは店員と客の手が接触してしまう事はまずあり得ないが、小銭の場合はその危険性が大きくなる。そのリスクをレシートという台の上に小銭を乗せることで回避しているのかもしれない。ああそうに違いない、でなければどの店でも判で押したようにレシートの上に小銭を乗せる事態を説明できない。まぁそういう事なら仕方ないか。

 

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『漫画家になるには その18 そらで描くという事。』

THE SEIJI pencil Observation2漫画を描くには資料をそろえることが大事だと言ったけど、実は資料に頼り過ぎたら大変な事になる。糞真面目に写真資料に忠実に描いていると、資料無しでちょっと別の角度から見た絵が途端に描けなくなってしまうからだ。資料はあくまで参考程度に、自分の頭の中で再構築してどんな角度から出も描けるようにしよう。

特に人物はポーズ集などの資料に頼り切って描いていると全然自分で動かせなくなってしまうから要注意だ。個人的には人物は資料を見るのが嫌いというか面倒くさいので、出来るだけ覚えてしまってそらで描く様にしてる。そらで描き出すと何より早く描けるのがいいし自由に動かせるから漫画が生きてくる。

細かい服の模様などは資料を見ればいいけど、例えば電車の中なんかでおっさんのズボンの皺の法則くらいは覚えられるので、日々世の中を観察する癖をつけておこう。ネットの画像検索は便利だけど著作権の問題が絡んでくるので要注意、やっぱり参考程度が無難だ。

最少は少しくらい幼稚な絵でも気にしないで、そらでどんどん描いていこう。

 

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『和歌山龍神温泉上御殿。』

日光へ行こうと計画してたのだが、サンダーバードが止まって中止になったので急きょ龍神温泉に変更。下か上か迷ったけど結局上御殿に。sew203
紀州の殿様(徳川頼宣)が作らせたという「御成(おなり)の間」。最初この部屋に泊まろうと思ったけどトイレも鍵もないから、結果観るだけにしといてよかった。sew204
やっぱりここの湯は最高で、ナトリウム炭酸水素塩泉でラジウム含有量が豊富な泉質。出てからも足の先までスベスベが続くのは龍神ならでは、美人の湯だけの事はある。sew205
で、飯がこれ「地の食材しか使わない」という激しい意気込みを感じた。唐突に伊勢海老なんかを出すでなく、山の物をなんとかおいしく食べてもらおうという工夫が素晴らしく、これが本当にうまかった。朝も鮭さえ出ない徹底が潔い。sew206

日光は陽明門の修理がある程度終わるまで延期することにしたが、今回の龍神は湯も飯も大変良かった。道も阪和道有田から来たらトンネルもできててすんなり来れる。ただ嫁と旅行すると酒量がすごい。

 

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『百均リメイク 今日の作業。』

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最近紙粘土(フォルモ)を使う事が多いので、百均では型を探す事が多い。
押したり詰めたりしながら形を探っていくのであるが、この時点ではどんなものができるのか自分でもよく分からない。ガーゼを貼ってその上にフォルモをこすりつけるのも好きな作業。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

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『漫画家になるには その17 描く前のお膳立てが大切。』

THE SEIJI pencil Set the tableネームを考えるときもペン入れの時にも、いきなり描くのはちょっとまずい。描く前に色々準備が必要だ。机の上を片付ける、手元に適切に照明をあてる、紙を数える、インクを補充する、ティッシュや筆洗を準備する、手を洗う、爪を切る、いい音楽を選ぶ、そして何より資料を調べ手元に置いておく、そんな『お膳立て』が結構大事なのだ。

しかしこれがなかなか面倒くさい。例えばかつて出てきたキャラを再び登場させる時によく覚えていなくて過去の単行本から探し出す必要がある時とかまじで面倒くさい。下手をすると余りの面倒くささについついネットで気を紛らわせたりしていつまでたっても仕事にかかれない時がある。だれかこの様な下調べや資料調べやインク切れなどの『お膳立て』を全てしてくれて目に前にポンと出してくれたら、いくらでも仕事するのになと時々思う。

手塚治虫などはどこに何を描いたかすべて覚えてたらしいが凡人にはそうはいかないし、結局自分以外誰も描く準備などしてくれないので諦めて取り掛かるしかない。しかし意外に『お膳立て』をする事で、まるで書家が描く前に墨を磨って精神統一するように、描く気力が湧いてきたりするものだ。

 

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