『2018.08.03 絵日記 本当の表情。』

『半分、青い。』の永野芽郁ちゃんは泣く演技が多いのだが、旦那に別れるって言われて泣きながら文句言うシーンで、あまりに事に疲れてしまって放心してる顔の右目だけが全然この世を見ていない眼差しになってて、この人は片目だけの演技ができるのかと驚いたものだが、泣いた後や疲れ切った時の放心状態の人は自我が消えて「無」の中にいるから、その表情から感情が読み取れなくなってこの世から消えるのだ。

篠山紀信が明星の表紙を撮っていた頃、そのあまりに人工的で作られたアイドルのニコパチ笑顔にゲンナリしたものだが、資本主義表層文化の権化として歯茎を見せて笑わされていた70年代80年代のアイドル達の作り笑いは今やInstagramに受け継がれて、日々見たくもない素人女の加工した引きつり笑顔が世界中に放出されている。

もう本物の人の表情というのは、一部の秀逸な役者、この永野芽郁や『万引き家族』の安藤サクラらの演技の中でしか見られなくなってしまったのかもしれないな。

 

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