『2018.08.10 絵日記 『ある島の可能性』(ミシェル・ウェルベック)。』

俺の読書量は驚くほど少ないのだけど、本の山の中で暮らしてる兄に勧められて読んだ一冊が秀逸だった。『ある島の可能性』(ミシェル・ウェルベック)。

「マンコがあるということ自体がすでに天の恵みなのだ。」
「どんな人生もその晩年は多かれ少なかれ「あと片付け」のようなものだ。」
「とまあこんなふうにして僕は新たな泥沼へと足をつっこんだ。」
「若い肉体はこの世界が生み出してきたものの中で唯一魅力的な存在であり、それを利用できるのは若者だけだ。」

不老不死を扱ったSFなんだけど、初老の俺にはいちいち突き刺さる言葉が並んでいる。こんな箴言だらけの(しかも平易な)文章で小説を仕上げるのにはびっくりだが、全体の構成力もテーマも唸るものがあって暫く影響から抜けれそうにない。
人間とはホトホト救いがたい生物ですな。

 

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