『2018.09.21 絵日記 陰翳礼讃と4Kテレビ。』

歳のせいもあるが、やっぱり谷崎の『陰翳礼讃』だ。電灯が灯る前の日本の陰影の文化を讃えてるわけだが、物がはっきり見えすぎることへの抵抗というか白けてしまう感情というのがどうにも日本人にはあるようだ。

で、4K8Kのテレビである。これからまたオリンピックに向けて間違いなく普及する。我が家でも御多分に漏れずいい頃合いに寿命が来ているハイビジョンの買い替えを検討しているのだが・・・。

いやもう見えすぎだろこれ。あまりの解像度にその被写体モデルは「人間離れした抜けるように白くてきめ細かな肌を持つ女の人や子供」に限らざるを得ないだろ。それ以外の老人やおっさん、シミとかニキビとか肌荒れとか抱えた女の人も全部アウトだし、そもそも全然見たくないのに強制的にブツブツを見せられる意味がわからない。

エロ動画ですら尻のデンボがアップされた時点で興醒め甚だしいし、ほとんどの被写体モデルが見るに耐えないものになることは間違いない。せせらぎや自然の風景ならいいのだが人間は一考の余地ありだ。今からもうおぞましいので、テレビの進化の方向は解像度合戦じゃなくて、谷崎の思想を加味する必要があると思います。

 

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