『2019.04.28 絵日記 黙ってる方が饒舌。』

「目は口ほどに物を言う」どころではなく、黙ってさえいればこちらを向いていなくてもたとえ完全に背中を向いてても、人は体で物を言う。いや逆に一言も喋らないからこそより饒舌に喋るのだと言っていい。

「黙ってたら美人なのに」とかよく言うけど、実際喋って幻滅する事は多い。話を聞くまではこちらの想像力が無限に美人を増長して果てしないが、いざ会って話をすると一気に幻想は縮小する。それは会話がアホすぎるとか喋り方が舌足らずだとか以前に夢が壊れる幻滅なのだ。

また深い悲しみに沈んでる人がいると、こちらも彼女の悲しみいかばかりと深い同情を禁じえないのだが、「私の悲しみがおわかりでしょうか・・・」などと喋りだすとこれも一気に醒めてしまう。

逆に、黙って何も語らない人は恐ろしいほど饒舌に自分を表現する。いやその人が表現しているのではなく、こちらのセンサーがフル活動するのである。ちょっと目を伏せても、小指を曲げても、ため息を付いても、脚を組み直してもそこから色んな情報を読み取ろうとする。それは言葉にならない情報で言葉にならないからこそとても饒舌なのである。

お喋りで声のでかい女は喋れば喋るほどこっちのセンサーが鈍くなっていくもので、そっちは必死に伝えようとしているのだろうけどだんだんとそれは工事現場の騒音と変わらなくなって、ただうるさいだけ。

 

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