『2019.11.25 方丈記。』

大火事、台風、遷都、飢饉、流行り病、大地震と、鎌倉時代の平安京は平安どころかコテンパンにやられてる。そんな中で出世から外れた鴨長明さんが世の無常を感じてど田舎に遁世し狭い方丈に住みこの世の嘆きと諦観を綴った『方丈記』。本は数多(あまた)あれども結局はこの本が一番落ち着く。
この本に帰ってきたら、虚飾と幻の上に立っている今の世の危うさに改めて気がついて、いつでもすべてを失う可能性があるから執着しすぎないようにと背筋がシャンとする。 早晩大地震など天災は必ずやってくる。大事な人との別れも必ず来る。その時多分この本に大いに救われることだろう。鴨長明という人も幾多の問題に即答せずそのまま抱えて我慢した人だと思う。かと言ってずっと悲嘆に暮れているかというと全然そんなことはない。昼寝して音楽に親しみ子供と遊んできれいな景色見て喜んでいる。本当の人生の楽しみを知っていたのだ。 俺も58歳、気がつけば彼が『方丈記』を書いた歳になったことだなぁ。

 

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